ホルモンが好きになったきっかけ
ちょっと前の話で書こうか悩んだのですが、書いてみることにします。
突然ですがホルモンって好きですか?そうでもないですか?私は割と小さい頃から好きで、よく食べてたんですが大人になるにつれて、あれ?ホルモンってこんな固いんだっけな?と思うことが多くなったんです。
よく好きじゃない人の話を聞くと、固くて噛み切れないって話をされるんですが、以前はホルモンて柔らかいものだと思ってたんですが、大人になると噛みにくいものもあるんだなあということに気づいていくようになって。
じゃあなんで小さい頃はホルモンは柔らかいものだと思ってたのか?というとある料理を食べていたからなんです。
ある場所でしか食べたことがなかった黒い柔らかいモツの煮物の串さし。
小さい頃親に連れられた競輪場で食べたあの頃の記憶。
数十年ぶりの再会
父親は物心着いた時から競輪をずっとやっていて、そのために仕事や生活をしていたという暮らしでした。でもそこで生まれた子供というのはそれが当たり前だと思うわけです。ギャンブルとも最初は思わなかったわけです。
そのせいで夜逃げもしているし、赤ちゃんの頃は各地に連れまわされていたみたいだったようで。(記憶もないので聞いた話ですが)記憶があるのは小学生の低学年の時には休みの日にはいつも競輪場に連れて行かれていたこと。
競馬などはちょっとおしゃれ目に家族でレジャーみたいにCM展開してましたが、競輪は今と違ってもろギャンブルで家族で行くようなところではなくおまけのような遊び場で、親がレースに夢中になる横で似たような子供たちと小さな遊び場で遊んでいた。
ギャンブルが嫌とか好きとかもなく、ただ当たらないと親が不機嫌になるから当たりますようにとばかり考えていて、その境遇が酷いとかそんなことも考えたことがなかったあの頃。
もしゃもしゃ人がたくさんいるなあ、混んでるなあぐらいしか思ってなかったし、その日なんとか生きればよくて夢なんかみるとか考えもしなくなったんだと思う。
食事をするところも、ぼろっちい食堂のようなお店が並ぶところでさっと食べる。子供が食べたいようなものはあまりなかったのだけども、そこにいつもグツグツ煮込まれていたのがモツ煮。今は居酒屋では人気の商品だけど、それよりもよく煮込んでいてとにかく柔らかくて美味しかった。
でも一番好きだったのはそこでしかない、モツ串。白は居酒屋でも見かけるけど、お鍋に入れる豆腐のような大きさぐらいの黒モツはそこでしか食べたことがない。
見た目はどす黒いけどものすごくふわふわでとろける柔らかさで行けばいつも食べていた。その黒いのを食べに行くのがとても楽しみだったのです。
でもその黒いモツ串はそこでしか食べたことがなく、いつの間にか競輪場にはいかなくなり、他ではあまり見かけないかったので、モツは食べてもあのモツ串は食べることはないまま、ここまで大人になってしまった。
もう食べることは一生ないと思ってたのだけど、最近ちょっとした事情で競輪場に行くことになり、数十年ぶりにあの黒いモツ串と再会することになったのです!!!
久しぶりに行った競輪場はかなり近代化されていて、ちょっとレジャーみたいな施設になっていた。そして調べたところ競輪場グルメなるものがあって、かわいい女の子が競輪場のグルメをめぐる〜みたいな記事もあったり。
そんな風に世の中は変わっているのかあ・・・
しかし久しぶりの黒モツは全く変わってなかった、値段も150円とほぼ変わらない。(と思うけどもっと安かったかも)そしてそのままの味でめちゃうまかった〜〜〜!!しかもあの頃とは違って酒も飲むからますます美味しい。
今でも正直競輪場とか競馬とかそのあたりのギャンブル場にはいい思い出があまりないので、レジャー感覚で誘われても私にとってはそんなにいいものではないので、いきたいと思ったことはなかった。今後も積極的に行くことはないでしょう。
でももしかしてこの黒モツ串を食べにはちょっと行きたくなる、かもしれない。
ちょっとしたモヤモヤがなんとなくすっきりしたそんな冬の日でした。おしまい。
ではでは⤴︎
導入編・ステップ編・ジャンプ編
その15:導入編 2/18(火)10時
年齢不詳になりたいでしょうか?その15
その16:ジャンプ編 2/22(土)10時⬅️New
年齢不詳になりたいでしょうか?その16
その17:ステップ編 3/17(火)10時
年齢不詳になりたいでしょうか?その17
その18:導入編 3/28(土)10時
年齢不詳になりたいでしょうか?その18
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iPhoneソーシャル活用ディレクター
&逢いにいくITセラピスト&年齢不詳トモミンでした